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界面活性剤って一体なんなの?にお答えします

こんにちは^^

 

 

神戸市垂水区の美容室’ano ‘ano(アノアノ)の安崎です♪

 

 

はい。

 

今回は界面活性剤について書きます!

 

 

お客様とシャンプーの話をする時に少し詳しい話をすると出てくるワード

それが・・・

 

 

界面活性剤

 

 

そもそも界面活性剤ってなんなん?

ってところからですよね。

 

はい。

界面活性剤とは・・・

 

 

 

 

 

 

水と油のような混ざり合わないものなどに生じる境界線に作用するものです!

 

 

そして・・・

 

界面活性剤には様々な作用があります。

 

 

 

目次

界面活性剤の5つの作用

 

 

 

 

 

 

・湿潤作用、浸透作用

 

ガラスの表面に水を落とすと丸い水滴になりますよね?

 

ウールなどの繊維を水の中に入れてもなかなか染み込みませんよね?

 

これは水の界面張力が強く働いているからなんです。

 

水に界面活性剤を入れると界面張力が下がって繊維の表面に吸着して水と馴染みやすくなります。

馴染みやすくなるので繊維に水が浸透して行きます

 

これを浸透作用と言います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・分散作用

 

炭なんかでもそうだと思いますが粉々に砕いて水にポンと落としても混ざりませんよね?

 

頑張って混ぜてみても表面に浮かんでくると思います。

 

これに界面活性剤を入れると粒子が界面活性剤の分子に取り囲まれて水中に分散します。

 

こんな感じで水に馴染まない物質を水中に散らばらせる作用を分散作用と言います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・乳化作用

 

最初に書いたように水と油は混ぜようとしても混ざりませんよね?

 

これに親油基と親水基を持つ界面活性剤を入れると親油基が油を取り込み親水基が水と馴染むため

 

油と水の橋渡し役をしてくれるので水と油が混ざり合うことが出来るのです。

 

 

この作用を乳化と言います。

 

この作用は食品や化粧品にも良く使われていますね。

 

マヨネーズなんかはまさにそれ。

 

化粧品のエマルジョンなんかもそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・気泡作用

 

泡は空気が液体の薄い膜で覆われたもの。

 

界面活性剤水溶液(シャボン玉とかもそうです)の薄い膜は表面張力が低くて膜が出来やすくて破れにくいです。

 

こういった泡を作り出す作用のことを気泡作用と言います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・洗浄作用

 

これらの浸透、乳化、分散などの作用が複合的に働いて汚れを落とす作用を洗浄作用と言います。

 

洗剤やシャンプーなんかはまさにこれです。

 

汚れの部分に浸透、吸着し、乳化分散により引き剥がされ汚れがまた付かないように分散され水の中に浮いている状態。

そんなイメージがシャンプーや洗剤の効果作用です。

 

 

 

 

 

ではその界面活性剤がどうシャンプーによって違うのか書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

シャンプーに含まれる界面活性剤の種類

 

 

 

 

 

 

・石鹸系界面活性剤

 

なんとなく優しい洗浄力のイメージの石鹸。

 

しかしそのイメージとは裏腹に結構しっかり気味の洗浄力です。

 

お肌は基本的には弱酸性なんですが、石鹸はアルカリです。

のでしっかり汚れは落としてくれるんですが油分をごそっと取っていきます。

仕上がりはスッキリした仕上がりになりますね。

 

比較的安全であり、お肌への刺激は高くはないですが、油分を取りすぎる傾向があるので乾燥しやすいので

頭皮が乾燥しやすい方はあまりオススメはしません。

 

ですが石鹸系の中にもランクがあり、洗い上がりがマイルドなものもありますのでそちらでしたら大丈夫です

 

ダメージヘアの方にも洗い上がりがギシっとしやすいので髪が絡まったりとゴワゴワの仕上がりになりやすいので

これもあまりオススメしません。

 

 

そんな石鹸系界面活性剤の代表的な種類はこちら

 

 

 

  • ラウリン酸K
  • オレイン酸K
  • ミリスチン酸K
  • ステアリン酸ナトリウム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・高級アルコール系界面活性剤

 

 

 

高級とつくので良いもののような気がします。

 

しかしここでの「高級」は値段が高いとかそういったものではありません。

 

理科や科学の授業で習った分子構造の手の数が多いやつのことを「高級」って言います。

 

ああなるほど・・・いっぱいある方がいいやつなんじゃない?

 

と考える方もいるかも知れませんが、いっぱいあるということは人工的に手が一杯加わっているということです。

 

そうなんです。安価で比較的粗悪な原材料を使えるレベルまで改良したもの。

 

それが高級アルコール系界面活性剤です。

 

特徴としては・・・

 

高い洗浄力、泡立ちの良さがある為汚れが落ちやすいです。

 

良いじゃん・・・w

 

そうなんです。

これだけなら良いんですがその代わり

 

お肌への刺激もかなり強い

 

という事も知っておかなければいけません。

 

ということは髪へのダメージももちろんあります。

 

安くてしっかり汚れを落とせる反面、頭皮や髪にダメージがあるものと思ってください。

 

あまりご存じない方が多いですがシャンプーで髪の毛傷みますからね。

 

そんな高級アルコール系界面活性剤の代表的な種類はこちら

 

 

  • ラウリル硫酸Na
  • ラウリル硫酸アンモニウム
  • ラウリル硫酸TEA
  • ラウレス硫酸Na
  • ラウレス硫酸アンモニウム
  • ラウレス硫酸TEA

 

 

これらが入っているものは気をつけましょう。

 

ちなみに厚生省の旧指定成分に入っているものもあります。

 

旧指定成分とは厚生省時代に定めた人体に有害だと認められた102種類の成分のことです。

 

アレルギーや接触刺激、発がん性などが認められています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・アミノ酸系界面活性剤

 

 

 

 

‘ano ‘anoで使用しているシャンプーのほとんどがこれ

 

頭皮や髪に対しての刺激がかなり少ないです。

 

洗い心地がマイルドです。その代わり洗浄力に関しては弱いという点があります。

 

なので、アミノ酸系シャンプーといっても幾つかの界面活性剤を混ぜて作られていることが多いです。

 

COTAのシャンプーはアミノ酸系界面活性剤ベタイン系界面活性剤オリーブオイル系界面活性剤などが入っています。

 

どれも低刺激で優しいもので作られているので安心です。

 

保湿成分が吸着しやすい性質があり良いことなんですが、よく流さないとトラブルになる事も可能性としてはあります。

 

洗い上がりが少し重たい感じがするのも特徴です。

 

その点COTAのシャンプーは髪質に合わせたチョイスができるようになっているので軟毛の方でもペタッとしたりしません。

 

原材料が高価なので比較的シャンプー自体も高額になりがちなのでそこはデメリットかと思います。

 

 

そんなアミノ酸系界面活性剤の代表的な種類はこちら

 

 

 

  • ココイルメチルタウリンNa
  • ラウロイルメチルタウリンNa
  • ラウロイルメチルアラニンNa
  • ココイルメチルアラニンTEA
  • ラウロイルサルコシンNa
  • ラウロイルサルコシンTEA
  • ラウロイルグルタミン酸Na
  • ココイルグルタミン酸TEA
  • ラウロイルアスパラギン酸Na

 

 

 

いっぱいあります。。。

 

細かく分類するとタウリン系とかグルタミン系とかあるんですが・・・

 

とにかくアミノ酸系だとどれも基本的には低刺激なので安心です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・ベタイン系界面活性剤

 

 

 

 

ベビーシャンプーにも使われる界面活性剤です。

 

これもお肌に優しい目に入っても痛くない低刺激な界面活性剤。

 

アミノ酸系界面活性剤よりも洗浄力が強いのが特徴です。

 

保湿力も高めなのでしっとりした洗い心地になります。

 

生分解性も高いので環境にも優しい!

 

良い成分です^^

 

 

 

そんなベタイン系界面活性剤の代表的な種類はこちら

 

 

 

  • コカミドプロピルベタイン
  • ラウラミドプロピルベタイン
  • ココアンホ酢酸Na
  • ココアンホプロピオン酸Na
  • ラウリルベタイン

 

 

 

だいたいベタインって書いてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・タンパク質系界面活性剤

 

 

 

コラーゲンやシルクなど天然の成分に水を加えて分解して作られています。

 

もともとの人体に近い成分から作られているので髪や肌にも当然ながら優しい上に補修能力も高いです。

 

これも当然ながら高価なものなので配合されていると高いです。。。

 

ただ泡立ちがあまり良くないのでアミノ酸系界面活性剤などと混ぜて使うことが多いようです。

 

 

 

 

タンパク質系界面活性剤の代表的な種類はこちら

 

 

 

  • ココイル加水分解コラーゲンNa
  • ココイル加水分解コラーゲンK
  • ラウロイルシルクアミノ酸Na

 

 

 

もちろんCOTAのシャンプーにも入ってます♪

 

 

 

 

これでもざっくりだと思いますw

 

僕も開発者ではないので大まかな成分くらいしかわかりませんが

 

ざっくりこれくらいの知識があれば今の市場にあるシャンプーの良し悪しはだいたいわかるのではないかと思います。

 

 

ぜひ正しい知識で自分の髪や頭皮に使うものを選んで下さい。

 

毎日使うものを少し良いものに変えてあげるだけでも髪の質や扱いやすさ

 

強いては薄毛の予防にもなります。

 

‘ano ‘anoではこういった相談にもしっかりお答えしますので気になることがあれば質問して下さい♪

 

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